生活する上で明かりはとても大切です。昼間は自然光がしっかりあるので照明の効果はあまり感じる事が出来ませんが、夜は明かりが無いと生活する事は出来ません。日本の照明が明る過ぎるのは無意識の内に、昼間の明るさを夜にも求めているのかもしれません。
まず、住空間の中で照明を選ぶ際の問題が幾つかあります。
1.天井の真ん中にしか電源が無い。(1箇所で明るさを取ろうとすると、隅々まで明るくなってしまいます。)
2.家を建てる側は暗くなる事を恐れて必要以上に明るくしすぎてしまう。
3.住む本人が最後まで照明のイメージが出来ていない。
最初は、良い家具や雑貨などをイメージして、インテリアを考えている方が多いはずなのに、最後で雰囲気が何か違うと思っている人もけっこういるはずです。
そこで、どうすれば良いかですが、注意点はそんなに難しくなく、まず
『明かりを実際に見て感じる』事が一番大切です。実際に住んでいる所と条件が違うと思いますが、出来るだけイメージしやすいロケーションで実際のテーブルや家具と照明の関係を確認してください。
次のその3では、先ほど挙げた問題について詳しく説明できればと思います。
高価な器具や工事代が掛かることなく、照明を変える事で心地良い空間は生まれます。インテリアの質を上げる上でも照明はとても大切です。